ー 今後、多くの人に大事にされていくアルバムになると信じているんですが、どんなふうに受容されてほしいと願っていますか?

丸山 幅広い年代に聴いてほしいですね。当時のことを知っている人だけでなく、若い人にも耳を傾けてほしい。郷土の歴史を振り返るきっかけになるんじゃないかなと。熱海、伊東、土肥や蓮台寺といった伊豆半島の各温泉地を紹介する「温泉めぐり」などには、今も残る情景が詠まれています。一方で、「大井川下り」のいかだ下りや茶摘唄など、失われてしまった文化を歌っている曲もあります。僕の本職は福祉関係なので、高齢者福祉施設で演奏したたり、利用者の方と合唱できたらとも思っています。それに、観光振興にも活用してほしい。ご当地自慢を昔の言葉で聞くと面白いと思いませんか?

ー すでに反響はありましたか?

丸山 おかげさまで、新聞やラジオで紹介いただいています。内輪の演奏会で披露したら「蜜柑採」と「小夜の中山」を「昔歌っていた。懐かしい」と70代の男性に言われました。それと、もし作詞作曲に関わった方、あるいは関わった方を知っている人がいたら、ぜひご連絡いただきたいです。

ー ありがとうございました。

=『静岡縣郷土唱歌』レコ発ライブ情報=
10月9日に、浮月楼のライブハウス「LIFETIME」(静岡市葵区)で『静岡縣郷土唱歌』のレコ発ライブ開催。2枚組CDに収録した全28曲を「丸山研二郎+空の灯音楽隊」が演奏します。

<丸山研二郎さんプロフィール>
1982年、浜松市生まれ。静岡大学在学中からギタリストとして音楽活動を開始。卒業後もソロでライブ活動などを行う。県内在住のミュージシャン14人編成のバンド「空の灯音楽隊」を2015年に結成し、ファーストアルバム『空の灯』を発表。詩の朗読やダンスなど他の芸術ジャンルとコラボレーションした活動を積極的に展開している。

丸山さん(右から5番目)率いる空の灯音楽隊

 

アルバム『静岡縣郷土唱歌』(¥3500)に関する問い合わせは、T2オーディオ(電話 054-366-4614、E-mail t2a@jazz.tnc.ne.jp)へ。

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